
当青年の家では、平成6年度より個人や少人数グループ(家族を含む)の利用を積極的に受け入れている。この結果、下表で示すように平成6年度より利用者が増加の傾向に転じると共に、1団体当たりの利用者数が少人数化している。このことは、従来の学校中心等の多人数団体の利用形態から、少人数グループの利用が増えていることを如実に示すものである。

■生活時間の弾力化
青年の家での生活には、「生活規律が厳しすぎる」「決められた生活時問に左右されて思い切った活動プログラムが組めない」等不満の声があった。
当青年の家では、「標準生活時間」を設け、これに則り「活動」「つどい」等を実施するように改めた。前述のように利用者による「教育研修活動の自主運営」と「団体生活の自主管理」をモットーにしているので、活動が「つどいの時間中」に実施されていれば、「活動」を優先させることもできる。たとえば、早朝に登山を実施し、山頂より御来光を仰ぐプログラム、また、スポーツ活動の練習中、中断をすることにより効率が悪くなる場合などは、「つどい」への参加は義務づけてはいない。ただし、安易な考えでの「つどい不参加」は認めていない。
練習に励む高校生たち

■利用手続きの簡略化
以前は、団体利用にあっては、利用の1ケ月前までに事前打ち合わせに来所することを原則としていたが、現在では、利用の打ち合わせは、電話やファクスで行っている。ただし、利用目的の効果を高めるため必要な場合は、事前打ち合わせや事前研修等を行うよう勧めている。なお、少人数グループの利用申し込みは、3日前までとしている。
■オリエンテーションの改善工夫
オリエンテーションについても、利用目的に応じ臨機応変に実施している。主な内容は、「教育研修活動の自主運営」と「団体生活の自主管理」をモットーとして利用者の利用目的が十分に達成されるよう、次のことを説明する。
◆標準生活時間とは
◆快適な生活のために
◆健康で安全な生活のために
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